ンゴロンゴロ コンベント エステート

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生豆生産国:タンザニア
農園:ンゴロンゴロ コンベント エステート
タンザニア北部には、巨大なクレーター「ンゴロンゴロ」があります。第一次世界大戦後、敗北し経済が悪化したドイツからイギリスの植民地だったタンザニアに58家族が移住し、ンゴロンゴロの外輪山でコーヒー栽培を始めました。その後第二次世界大戦が勃発し、敵国民のドイツ人生産者は、強制退去を命じられ泣く泣く本国に帰りました。しかし戦争が終わると、数家族が再びこの地に戻って農園を再開したのです。コーヒー栽培も軌道に乗った1961年、タンザニアはイギリスから独立し、ニエレレ大統領は社会主義の道を歩み始めました。キリマンジャロのイギリス人が経営していたコーヒー園が、突然次々と国有化されていき、それに危機感を覚えたドイツ人生産者達は、接収される前に安値で地元の人達に農園を売り祖国に引き上げていったのです。その中の一つを、キリスト教の尼僧の修道院が買いました。それがンゴロンゴロ修道院コーヒー園です。まさしく政治と戦争に翻弄されたコーヒー園です。現在修道院は学校や職業訓練場も運営するなど、地域社会の発展に取り組んでいます。

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