2018.09.18

[対談:後編] 新鮮なコーヒーと明るい店内 - 美容誌『美的』×ミカフェート -

ブラックコーヒー、カフェ オレ、コラボレーションで生まれたオリジナル商品はどちらもミカフェートコーヒーの特徴を『美容誌・美的』らしい切り口で捉えた、これしかないという一杯になりました。
前編はこちら

対談:株式会社 小学館 美的ブランド室 編集長 町田 玲子 様 × ミカフェート 取締役 副社長 富田 拓朗
(以下、敬称略)


限られた製法から生まれたブレンド


富田:そういえば、ミカフェートコーヒーとの出会いは古くからだったんですね。

町田:そうなんですよ。もともと出会ったのは、百貨店のデパ地下で売られていたコーヒーでした。おいしいコーヒーが飲みたいと思って飲んで感動したのが、ミカフェートさんのグアテマラ。

富田:それが本当に驚きなんですよね。今回、美的ブレンドを作ったときも、何銘柄もブラインドで飲み比べたじゃないですか。それなのに、すごいなと思って。こちらのミカフェートコーヒーとの最初の出会いサン ミゲルだったわけですよね?それで結局選んだブレンドのベースはサン ミゲル。そしてサン ミゲルに、同じ生産者で隣り合う農園サン セバスティアンのブルボン ナチュラル。だから実はやっぱり、町田さんにはグアテマラのこのテロワールが合うのかもしれませんね。

※グアテマラ サン ミゲル農園

町田:ということなんですかね~!。お願いするときに、どういうのが好きですかと言われたので、味のこととかは言葉で言えないんですが、自分が飲んで好きだったものを全部お願いしたんですよ。ブルーマウンテンのやつが好きとか、サン ミゲルが好きとか。方向性はその方がわかりやすいのかなと思って。

富田:この2つってミカフェートのコーヒー中でも主力中の主力なんですよ。ホセ(ミカフェート代表 José. 川島良彰)はこの農園には自分の部屋があるんですよ。

町田:そうなんですか。ほとんど住んでいるみたいなものなんですね。

富田:なによりもサン ミゲルの農園の方々はその情熱が半端じゃないんです。ひたすら手塩にかける。そこにホセがさらに注文を加え、一緒に磨き上げる。その度合いと熱意とそれを実現する技術が素晴らしいんです。うちの中でも定番中の定番と言っても過言では無い大自信作です。

町田:味が全然違うんですよね。コーヒーが大好きな母親が家に来たときに淹れてみたんですよ。そしたら感動しちゃって。それ以来、母親の分も毎回買っているんですよ。

富田:世の中のブレンドって、焙煎した豆同士を後からミックスするアフターミックスなんです。プレミックスってつまりこういうことなんですよ(生豆同士を混ぜ合わせる)。なぜこれが難しいかというと、プレミックスは豆のサイズや品質が均一でないと美味しくするのが難しい。だから、みんなやりたがらないんです。

町田:へぇー、アフターミックスはそれぞれに合った焙煎度にしておいて、後からそれらをまとめるということですよね。

富田:プレミックスの何がいいかというと、実はすごく淹れやすいんです。コーヒーの抽出のしやすさでいうと、やはりアフターミックスの方は味がブレるんですよ。

町田:なるほど、それぞれの焙煎が違ったりするからですよね。こっちは時間をかけず、こっちは時間をかける、ということですよね。


富田:そう、それが決定的な違いです。全くの偶然だったんですけど、今回この2つのコーヒーはシングルオリジン(一つの地域)、シングルエステート(一つの農園)、シングルカルティバー(一つの畑で作られた単一品種)、そしてまったく同じ生産者なんです。ある意味で誕生の瞬間から確実においしくなることが約束されていた。このブルボンナチュラルって元から文句なしにおいしいじゃないですか。一気飲みしてしまうくらい。だけどやっぱりなんだかんだ言って毎日飲むのには、やっぱりちょっとお値段が高い。100グラムで3千円ですから。だけど今回のブレンドにはこの豆が25パーセントも入っているんですよ。

町田:そうなんですか。お買い得ですね!。

富田:お買い得なんですよ、すごく。だからこの味になる。ただこれ、20パーセントでも30パーセントでもまた味が変わるんですけど。町田さんにおいしいといっていただいたのは、この配合なんですよ。黄金比だと思います。

町田:おもしろいですね。中米のコーヒーってすごいな。


富田:世の中で飲まれているコーヒーは、生産国はわかるけど、そのどこの地域で誰が作ったのか品種さえわからない、さらに言えば収穫年度さえわからないものがミックスされているんです。価格を下げるために精選の精度も落とし、かなり品質が悪い豆が入っている可能性もあります。もちろんすべてがそうであるとは言いませんが。ミカフェートが言うシングルオリジンとは、生産国の中の一つの産地を差します。そしてその中の単一農園をシングルエステート、さらにそこから畑を選んで栽培されている単一品種をシングルカルティバーと呼んでいます。美的ブレンドはブルボン種同士のブレンドです。そして同じ産地です。畑と精選方法が違うだけなんです。

町田:おもしろいですね。


富田:コーヒーってなぜこんなに面白いのかっていうと、すごくシンプルで、「フルーツ」なんですよ。それも本来食べる部分がほとんどなくて、やたらと種がでかいんです。その種を乾燥させ焙煎して飲むユニークなフルーツです。乾燥方法は大きく分けて2種類、ウォッシュトとナチュラルというのがあります。こっちがナチュラルで、こっちがウォッシュト。

町田:どう違うんですか?

富田:(豆を切って)これが生豆の匂い。全然違うでしょ。

町田:緑の匂いがする。

富田:でしょ?フレッシュなんですよ。ミカフェートでは鮮度を保つために、空輸か定温コンテナで運んでくるんですよ。定温コンテナは温度管理のできるコンテナのことです。

町田:生のまま持ってくるということですか。

富田:コーヒーは生豆で輸入するのがふつうですが、ほとんどの日本に輸入されるコーヒーは温度管理がされていないコンテナで運ばれます。だから着いたときにはもう劣化していると言っても過言ではないのです。コーヒー豆触ってみてください。意外と重いでしょ。

町田:本当だ。結構重みがある。生物の、すごく力がありますよね。香りにもね。

富田:「生鮮食品」として、いまさっきまで倉庫に18度で管理されていたんですよ。酸素と湿度と温度を完全に管理して保管しているんです。逆に、世の中のコーヒーはフルーツではなく穀物の扱いをされているんです。

町田:だから違うんですね。

富田:そう。僕らは絶対そんなことはしない。と、いうか絶対に「出来ない」ですね。生産者達の苦労を考えたら。


ミカフェート 一ツ橋店


富田:一ツ橋店はいかがですか?



町田:「美的カフェ」イベントの際、お料理をそのセミナーで紹介する商品のキーになる成分や食材を使って作っていただいているんですけど、それがまた読者さんに評判がよくて。ビタミンCがたっぷりだったり、バラの成分だったりとか。

富田:発酵というキーワードもありましたね。

町田:ありましたね。そういうものをいつもシェフにすごくおしゃれに作っていただいて、それもとても喜んでいただいているし、飲み物ももちろんとてもおいしいんですけど、やっぱりこの空間がよくて。

富田:使い勝手がいいですよね。

町田:ミカフェートさんって " ミカフェート感 " をあえてあまり出していないのか、もともとミカフェートがそういうコンセプトなのかちょっとわからないんですけど。

富田:ミカフェートは、実はB to Bがメインなんですよ。9割は企業向けに販売しています。JALの機内、東急グループ、プリンスホテル。そこがメインなので、個性を出すのが難しいんですけど。

町田:なるほど。だからあまり色を付けないようにしているんですね。

富田:だから色々な用途に使いやすいですよね。

町田:逆にいうとそのある種のシンプルさがとてもよくて。イベントを一緒に盛り上げて下さるクライアントさんに喜んでいただいているのは、それこそさっきのようにビタミンで、黄色オレンジみたいなイメージでやると、飾り付けだけで一気にその世界観になるし、クライアントさんのやりたいようにこの空間が使えるんですよね。

富田:たしかにスケルトン感がすごいですものね。

町田:そうなんですよ。それがすごくよくて。それと食べ物、飲み物、あとはやっぱりスタッフの方の一体感というか、イベントをいっしょに作り上げてくださっているといつも感じていて。

富田:みんなも楽しみですので。


町田:タイミングとかもバッチリわかってらっしゃるから、「いまだ」という感じでワーッとお料理をもっていってくれたりとか。すごくいっしょにイベントを作っていただいているという感じがあるんですよ。

富田:店長の庄司やシェフの宮本はじめ、全員、気合いでがんばっています!

町田:いつもありがとうございます。読者さんにいつも優しくしていただいているので。読者さんの満足度が高いんです。

富田:いえいえ、僕らは単に、普通にサービスしているだけですから。

町田:そのサービスの質がすばらしいというか。いつもにこやかに話してくださるし。

富田:会社全体がラテン気質で、みんな脳天気で明るいのが売りですので。今日は本当にありがとうございました。

町田:こちらこそ、いつもありがとうございます。これからもおいしいコーヒー、期待しています。

<了>
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