ドン カ(Don K.)

ドン カ(Don K.)は、コトワ農園の特級畑ボゴ(Vogo)に隣接した畑です。4代目農園主のリカルド コイナーが、2007年にこの畑を拓きコーヒー樹を植えた時、亡くなった父親に敬意を評して、一族の苗字の頭文字を畑の名前に付けました。
栽培環境に恵まれたこの畑には、アラビカ種 カトゥーラとティピカが栽培され、その品質の高さからこれまで品評会で数々の表彰を受けており、コトワ農園のドン カは既に有名な銘柄になっています。リカルドは、現状に甘んじる男ではありません。だからこそ、僕も彼と何年も一緒に仕事をしているのです。そして二人で話し合ったのが、ドン カを超えるドン カでした。

1,700メートルから1,500メートルに広がる急勾配のこの畑の中でも、土壌と陽当りの一番よい箇所を選び、更にその中から樹勢のよい樹を選び完熟豆だけを収穫しました。そして農園内の精選工場で働く地元インディオの従業員が、昔ながらの製法で丹念に作ったコーヒーが、このドン カ トラディショナルです。まさにコイナー家の品質に対する伝統を受け継いだ、コーヒーに仕上がりました。