アギレラ家の伝統

カルメン農園の急斜面を登りきると、小さな台地に出ます。そこは、風の影響がなく適度のシェード(日陰)に恵まれた畑です。Grand Cru Café(グラン クリュ カフェ)の開発を始めた頃から、気になっていました。2010年、ここで収穫されたコーヒーを厳選してもらい、はじめてテイストしました。芳醇な香りとしっかりとしたボディに「やはりこの畑の品質は高い」と感じました。

農園主のカルロスが、「この畑は、Heredelos de Familia(一族の継承)という名前なんだ」と農園の生い立ちを教えてくれました。祖父が農園を切り拓いた時、この畑を特に気に入り、それ以来ずっと大切にしてきたそうです。3代目のカルロスはさらに高地に畑を切り開きました。それが1,900メートルの高さにあるGrand Cru Caféの「レセルバ デ ファミリア」です。
2011年からPremier Cru Café(プルミエ クリュ カフェ)を販売するに当たり、ぜひご紹介したかったのがこのコーヒーです。Grand Cru Caféとはまた違うアギレラ一族の歴史が感じられるコーヒーです。