キグフィ農園 ルワンダ

ルワンダ
キグフィ農園 ルワンダ

平和の訪れた故郷に農園主ジャン ピエールが実に40年ぶりに復活させた農園。独自の有機肥料を使って育てたブルボンは、甘い香りと複雑な風味を併せ持つ。

【風味の傾向】
干し草、ローズヒップ、ジャスミン、穂紫蘇、ダージリンの清々しい香りから、アニス、オレンジ、カカオニブ、黒糖、グリーンアップルなど甘い香りを感じる複雑な風味。味わいはやや明るめの酸、まろやかな口当たり、余韻が甘く飲みやすい。
生豆生産国:ルワンダ
生豆産地:西部州 ルバブ地区 キグフィ村
農園:キグフィ
セクション:ウブシュティ(友情)
農園主:ジャン ピエール セバゲニ
標高:1,510m
栽培品種:アラビカ種 ブルボン
サイズ:スクリーン 16~18
原料豆輸送:航空輸送

いたましき歴史からの復活

農園主ジャン ピエールのお父さんが、ベルギー植民地時代の1950年頃、一族が所有していたルバブ県キグフィの農園にコーヒーを植えました。しかし、1959年フツ族による最初の虐殺が始まり、ツチ族の彼の一家はルワンダがベルギーから独立した1962年にコンゴ民主共和国に逃げ難民となりました。その後ウガンダに移り最終的にケニアに落ち着きました。
世界的に報道された大虐殺が起きたのは1994年ですが、その後実権を掌握した現政権が、治安回復と維持に務めようやくルワンダにも平和が訪れました。
ジャン ピエールも、一族の土地を時々チェックしに訪れることができるようになりましたが、農園は荒れ果てて近隣の小農家が勝手に自給用の豆を栽培していたそうです。ついにジャン ピエールは、帰国してこの農園を再建する決心をして、1999年12月に再びコーヒー園として、実に40年ぶりに復活させたのです。悲しい歴史を引きずっていても、彼は生まれ育ったルワンダの美しい景色と人々が忘れられなかったのです。
この地域の自然環境が大好きだった彼は、有機栽培にこだわりました。その為に牛を飼い、牛糞にコーヒーチェリーの果皮と近隣のビール工場から出る搾りかすを混ぜて、独自の有機肥料を使っています。
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