コトワ農園 ワイニー ナチュラル

パナマ
コトワ農園 ワイニー ナチュラル

『ワインプロセス』は3代目農園主のリカルドとミカフェートによる新たなる挑戦。過熟状態になるまで待ってから収穫され、特別な乾燥工程を経たコーヒー豆は、熟成させたシェリー酒やサヴァランのような深みのある風味を放つ。

【風味の傾向】
熟成させたシェリー酒や梅酒、洋菓子のサヴァランのような深みのある風味。干しぶどうの酸と熟成バルサミコのニュアンスがある。とろみのある質感でまとわりつく甘みが長く残る。
生豆生産国:パナマ
生豆産地:チリキ県 ボケテ地方
農園:コトワ
セクション:ドゥンカン
農園主:リカルド コイナー
標高:1,700m
栽培品種:アラビカ種 カトゥーラ
サイズ:スクリーン 16~18
原料豆輸送:航空輸送

味、香りの特徴

2017年度

熟成させたシェリー酒や梅酒、洋菓子のサヴァランのような深みのある風味。干しぶどうの酸と熟成バルサミコのニュアンスがある。とろみのある質感でまとわりつく甘みが長く残る。

2018年度

すみれの花のようなアロマ。煮詰めたリンゴや干し柿の凝縮された甘み。野趣に富みながらも洗練されていて天与の恵みを感じる。

2019年度

タンニンの強いワインを思わせる、どっしりとした香りと舌触り。甘さと酸味はほどよく、バニラやカシス、ベリー系のニュアンスをもつ。強く、まっすぐに続く充実の飲みごたえの中に、柔らかなアフターが花を添える。

2020年度

数ある銘柄の中で最もフルボディなコーヒーの一つ。梅酒のようなジューシーなマウスフィールと、ドライフルーツのような濃厚な甘み、リキュールやチーズ、スパイス、色彩豊かなフルーツのフレーバーが、うねりながら激しく躍動する。一癖も二癖もある各エレメントの衝突により共創される作品は、唯一無二。

2021年度

「濃密」の一言に尽きる銘柄。時間と共に味の密度を増していく感覚を覚える。赤ワイン、ウイスキー、梅酒、ラムレーズンなどの様々な嗜好品を彷彿とさせる特性と、ベースとなるチョコレートのフレーバーとの相性は絶妙。艶やかな酸が華を添え、めくるめく濃密で甘美たる余韻へと誘う。

『ワインプロセス』による精選の妙味

1918年、カナダ人のアレクサンダー・ダンカン・マッキンタイヤー氏は中央アメリカで最も高い火山のひとつであるバルー火山の麓の気候に魅入られ、コーヒー農園を開園しました。それが、後に数々の名品を生み出す「コトワ農園」です。現在では、4代目農園主のリカルドが環境と人権を守りながらコーヒー栽培に取り組んでいます。ミカフェートでも、これまでコトワ農園で作られた多くの逸品を紹介してきました。
今回、リカルドは新たな取り組みとして『ワインプロセス』のコーヒー作りに挑戦しました。ワインプロセスに選ばれた畑は、コトワ農園の中でもバルー火山の東斜面に位置し、独特の微気候に恵まれた畑「ドゥンカン」です。大陸分水界に近いドゥンカンは、同程度の標高の畑と比べて夜の気温が低く、昼夜の寒暖差が大きくなります。さらに他の畑より雨量が少なく乾燥気味なのも特徴です。この畑に、深く根を張り、乾燥にも多少耐性のあるカトゥーラ種を植えました。ワインプロセスのためには、コーヒーチェリーは過熟状態になるまで待ってから収穫する必要があります。そして数日間陰干しし、特別に設計した、除湿した常温の風が巡回する乾燥機に入れます。こうして、温度を上げずに水分を取り除くことで、コーヒー豆の糖度が凝縮し、言葉では言い表せない風味を醸すコーヒーが完成しました。
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