ブルボン ナチュラルの誕生

2008年に初めてGrand Cru Caféを世に出したが、その3年後このサン セバスティアン農園の一級畑ドゥラスノ グランデで収穫されたブルボンを、ナチュラル製法で日本に紹介した。さすがサン セバスティアン農園の乾燥技術は、120年の農園経営に裏打ちされていて、素晴らしいコーヒーを作ってくれた。
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中米・グアテマラのアンティグアの中で、極上のコーヒーを産出することでひときわ有名な「サン セバスティアン農園」は、1890年にスペインから移住したサルバドール・ファジャ氏によって拓かれた。
僕がこの農園を初めて訪れたのは1989年。当時の四代目農園主マリオ・ファジャが、農園内をくまなく案内してくれた。
それまで僕は、エル サルバドルで栽培技術を学び、世界最高と言われたジャマイカのブルーマウンテンコーヒー農園の開発を成し遂げていたので、少なからずプライドと自分が作った農園への愛着があった。しかし、サン セバスティアン農園を訪れて目の当たりにしたのは、栽培・精選技術の高さはもとより、国際相場に関係なく代々受け継がれた農法を守り、品質を追求する姿勢だった。僕は一瞬打ちのめされ、同時に情熱が湧き上がってきた。その時の感動を今でも忘れられない。それからこの農園通いが始まり、五代目の現農園主エストゥワルド・ファジャと共に最高品質のコーヒー作りを追及している。
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