ブルボンの宝庫エル サルバドル

1880年代からコーヒー栽培をしているバトレス一族に生まれたカルロス バトレスの血管の中には、コーヒーが流れている。
彼は若い頃、エル サルバドル国立コーヒー院の代表としてロンドンやニューヨークに駐在していたが、1986年に帰国後は、コーヒーの輸出ビジネスをしながら一時期荒れていた一族の農園の再開発に取り掛かった。
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高品質なコーヒーの産地として有名なアワチャパン県アパネカ地区の中でもひときわ輝く農園が、独立峰の火山全体でコーヒー栽培をしているモンテカルロス農園だ。
1880年代からコーヒー栽培に関わった一族の末裔、農園主のカルロス・バトレスは、標高1,000メートルから1,750メートルの高低差に420ヘクタールのコーヒー畑と140ヘクタールの原生林を守っている。
この農園の凄さは畑ばかりでない。1880年代に建てられた精選工場の機械は、毎晩作業終了後にピカピカに磨かれる。園内の湧き水で丹念に濯がれたコーヒー豆は、握るとギシギシと音を立てる。天日乾燥の技術もとりわけ優れており、傾斜を使い機能的に設計されたレンガ敷きの天日乾燥場は、水分の吸収に優れ豆が蒸れず、作業後は水が蒸発し乾き易い。
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