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エル サルバドル

モンテカルロス農園 パカマラ

独立峰の火山全体を覆うように広がるモンテカルロス農園。その中でも、頂上付近の限られた特級畑で育ったコーヒーがアラビカ種パカマラ亜種。パーカスとマラゴジッペの両方のいい所取りで生まれたパカマラは、高地が生む昼夜の寒暖差により、実がゆっくりと熟し、自然の甘さを感じていただけます。

【風味の傾向】
フローラルで華やかな香りが広がる。溢れるみずみずしさと甘く香ばしい風味が最後まで続く。
生豆生産国:エル サルバドル
生豆産地:アパネカ
農園:モンテカルロス
セクション:クンブレ デ ボルカン パカマラ
農園主:カルロス・バトレス
標高:1,750m
栽培品種:アラビカ種パカマラ亜種
サイズ:スクリーン18

味、香りの特徴

2013年度

レモン、オレンジ、ベリーの、フルーツ系の複雑なアロマとフレーバー。ジューシーでライムを思わせる酸味でインパクトが強い。アフターテイストは甘みに変化し、余韻が長い。

2014年度

フレーバーは強く複雑で、トロピカルフルーツの中にローズや梅の香りを感じる。口当たり爽やかでジューシーな印象。旨みが多く、アフターに黒糖のような香りが残る。一口でいろいろな変化が楽しめるコーヒー。

2015年度

ドライフルーツ系の凝縮感のある味わい。溢れるみずみずしさ。圧倒的な甘い余韻は品質の高さを物語る。

2017年度

パイナップル、グレープフルーツの中に、焼き栗の香ばしい香りを感じる。ジューシーな甘みでアフターは白ワインのよう。

2018年度

レモン、アセロラの風味。口に入れた瞬間に香りが弾けるように広がる様は、シャンパーニュを彷彿とさせる。直線的で伸びやかな酸は眩しさすら感じ、小鳥がさえずる大自然の中にいるかのような清々しい気分にさせる。

2019年度

透明度が高く、澄み切った酸。シャンパンのようにジューシーで、軽やかな爽快感。そこにオニオンのような強い香ばしさをも併せ持ち、魅惑的な複雑さに満ち溢れる。

モンテカルロス農園について



高品質なコーヒーの産地として有名なアワチャパン県アパネカ地区の中でもひときわ輝く農園が、独立峰の火山全体でコーヒー栽培をしているモンテカルロス農園だ。
1880年代からコーヒー栽培に関わった一族の末裔、農園主のカルロス・バトレスは、標高1,000メートルから1,750メートルの高低差に420ヘクタールのコーヒー畑と140ヘクタールの原生林を守っている。



この農園の凄さは畑ばかりでない。1880年代に建てられた精選工場の機械は、毎晩作業終了後にピカピカに磨かれる。園内の湧き水で丹念に濯がれたコーヒー豆は、握るとギシギシと音を立てる。天日乾燥の技術もとりわけ優れており、傾斜を使い機能的に設計されたレンガ敷きの天日乾燥場は、水分の吸収に優れ豆が蒸れず、作業後は水が蒸発し乾き易い。

カルロスとの約束、想いの詰まったパカマラ


2003年の最初の訪問でこの農園の虜になった僕は、当時勤務していた会社に是非このコーヒーを日本で販売しようと説得した。だが、なぜわざわざ高いコーヒーを買わなくてはならないのかと反対されてしまった。「いつか必ず君の素晴らしいコーヒーを僕の手で日本に紹介する。」とカルロスに伝えると、彼は「気にするな。ホセは、俺のコーヒーアミーゴだから。」と言ってくれた。

その後アメリカの大手コーヒー会社が彼のコーヒーを非常に高く評価し、全量独占買い付け契約を結んだ。彼のコーヒーが正しく評価され、僕はとても嬉しかった。しかしそれはカルロスとの約束を履行できなくなったという意味だった。



2008年にグラン クリュ カフェができたとき、彼は自分のことのように喜んでくれた。それから3年後の2012年、農園を訪問した僕に満面の笑顔でカルロスが言った。「特別許可をとった。今年からホセにコーヒーが売れるぞ!」

以前僕が勉強していた国立コーヒー研究所で生まれたパカマラは、小振りで高収量で品質の良いパーカスと、大粒で高品質ながら高木で収穫しにくく、収量が少ないマラゴジッペを、人工的に交配させたものだ。市場に紹介された1980年代中頃、カルロスはその質の高さとユニークさに惚れ込み、すぐに商業栽培を始めた。

モンテカルロス農園のパカマラの特級畑は農園内の最高地1,750メートルにある。熱帯の強い日光を浴びたコーヒー樹は、突然の霧により湿った冷気に晒される。霧が晴れると温度は上がり、夜には暖炉が必要な程気温が下がる。この寒暖の差が密度の高いコーヒーを育む。この農園の価値を知ってから9年。ようやくエル サルバドルの銘園モンテカルロスのコーヒーを紹介できる。
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