

コーヒー文化をワイン文化にまで高めたい・・・。
Grand Cru Cafeを送り出した私たちの願いです。
生産国と品種だけで上質なワインを語る人はいません。どの地域で生産されたか?生産年の気候は?生産者のワイン作りの思想にまで話が及びます。コーヒーも、ワインと同様に素晴らしい農産物です。世界中で生産されるコーヒーには、もっと広い世界が広がっているかもしれません。
同じ品種でもテロワールや生産農園の方針、年度の違いや焙煎度合いで無限大の味の広がりを持っていることをお伝えしたく、「Grand Cru Cafeサンプラー」をご用意しました。
第一弾は、アラビカ種カトゥーラの飲み比べです。カトゥーラは、1915年にブラジルで確認されたブルボンからの突然変異種です。節間が短いので樹高が低く、多収量で日陰を必要としないため密植でき、多くの生産国で収穫しやすい栽培種として活躍しています。

個人的に僕は、この品種に対し偏見を持っていました。この品種というより矮性品種を低く評価していたと言えるでしょう。しかしパナマのコトワ農園で日陰樹の下で大切に育てられているカトゥーラを見て、この品種の持っている秘めた可能性を見出すことができました。
Mi Cafetoでは3農園で栽培されているカトゥーラの特級畑をGrand Cru Cafeとして紹介しています。コロンビアからは甘い湧き水に恵まれグアバの香りに包まれたベジャビスタ農園。パナマからは優しい味で女性に人気のあるバル火山南斜面のコトワ農園、北斜面のカルメン農園はチョコレートと相性の良いコーヒーです。
Grand Cru Cafeの基準の一つに、単一品種であることが条件になっています。この特級畑の周りには他品種が植えられていないため交雑することなく、品種本来の味が保たれています。今回は、この3農園の2008年度のGrand Cru Cafeの飲み比べです。同じカトゥーラでも、産地が変わるとどのようにコーヒーの風味や味が変わるかをお楽しみ下さい。

スパイス系のアロマ。ベリー系のフルーティーなフレーバー。しっかりした酸味があり、甘みを含んだ余韻に変わる。ボディは強め。

甘いスパイス系のアロマ。ドライフルーツのようなフレーバー。黒ビールのような深みのある甘みと柔らかい酸味が特徴で口当たりが丸い。

強い柑橘系のアロマと軽いナッツ系のアロマがある。爽やかなレモンを思わせるようなフレーバーと酸味があり、心地よい渋みもある。ボディが強く酸味の質が高い。
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