

川島良彰のコーヒーの師である父が、昔のコロンビアコーヒーをもう一度飲みたいと言ったのが、コロンビアでGrand Cru Cafeを探すきっかけだった。
そこでどうすれば昔のコロンビアを再現できるかを考え、まずはコロンビアのコーヒーの歴史調査から手を付けた。すると現在の主なコーヒー生産地が、比較的新しい産地であることが判明した。そこで古い産地に行けば、昔ながらの品種と栽培・精選方法で生産されているコーヒーに巡り合えるのではないかと仮説を立て、川島のコロンビア通いが始まった。
*Grand Cru Cafe コロンビアメモリアルブレンドは2009年度産の豆をブレンドしています。
*生豆で約40kg、御用意しました。完売次第、終了とさせていただきます。
ナッツやキャラメルの香ばしくて甘いアロマとフレーバー。そして、リンゴのような爽やかな口当たりとバターを思わせる濃厚な舌触りが特徴。
あんずやプルーンなどのドライフルーツを思わせるアフターテイストがあり、甘みが長く強く続く味わい。
コロンビアで最初にコーヒーを植えたのは、1730年オリノコ川上流のコロンビア東部サンタテレサ・デ・タバヘで、キリスト教イエズス会ホセ・グミージャ神父でした。しかしこの地域は、コーヒー栽培には適さない気候だったのです。
1736年、グミージャ神父は、転勤先のカウカ県の県都ポパヤンの神学校で、持参したコーヒーの種子を植えたところ、この地域の自然環境はコーヒーに最適でした。その後ポパヤンから各地に少しずつ紹介されましたが、商業ベースの栽培には至りませんでした。しかし1830年、ベネズエラ国境の北サンタンデール県のサラサールに着任したイエズス会の宣教師フランシスコ・ロメロ神父が、地元農民達にコーヒー栽培を指導して、コロンビアで初めて本格的なコーヒー栽培が開始されました。

ロメロ神父は、前任地のドミニカでコーヒー栽培の経験がありました。当時すでに隣国ベネズエラでは、コーヒープランテーションがあり、盛んにコーヒーが栽培されており、サラサールの農民の生活基盤をコーヒー栽培によって支えようと、ロメロ神父は決心したのです。
新しい農作物を栽培することに消極的な農民達に対し、ロメロ神父は懺悔に訪れた農民に対し、コーヒーの苗を植えることによって神は罪を許すと説教したことで、コーヒー栽培は徐々に広まり現在のコロンビアコーヒーの元となりました。
収穫物を集めたロメロ神父は、コロンビアで初めてコーヒーを輸出しましたが、その時は北サンタンデール県の県都ククタ市の名前を取って、ククタ・コーヒーとしてベネズエラのマラカイボ港から出荷されたそうです。

1810年7月20日、アントニオ・ナリーニョの指導の元、コロンビアは宗主国スペインからの独立を果たしました。
ちょうど今年は、独立200年に当たる記念すべき年です。Mi Cafetoでは、ポパヤンのベジャビスタ農園と、北サンタンデールのランチェリア農園の特級畑から選ばれたコーヒーを、Grand Cru Cafeとして販売しています。
そこでこの独立200周年を祝って、2農園のスペシャル メモリアル ブレンドを作りました。栽培品種は、ランチェリア農園はアラビカ種で最も古いティピカ、ベジャビスタはティピカにとっては孫に当たる突然変異種のカトゥーラです。
この絶妙なブレンドを、是非お楽しみ下さい。