
コーヒーハンターズ第5弾はブルボン ポルティージョ。あのパーカスの生みの親の「サルバドール・ポルティージョ」氏が見出し、親友のジャック家にプレゼントしたコーヒーが、昨年初めて収穫されました。
収穫量はわずか40kgあまり。熟したフルーツの甘いアロマがあり、口当たりの柑橘系の優しい酸味が、すぐに甘味に変わります。チョコレートフレーバーが強く、後味はナッツやキャラメルの濃厚な甘さが残ります。甘さが印象的なこのコーヒーを、ぜひお楽しみください!
ブルボン ポルティージョは「COFFEE HUNTERSセット ブルボン・トリロジー」のみでのお取り扱いとなります。
こちらのセットは、ブルボン亜種の宝庫であるエル・サルバドルのブルボン3種類をセットにした特別キャンペーン商品となります。
ご好評につき、完売いたしました。
多くのご注文を頂きまして、誠にありがとうございました。
Mi Cafetoでは、今後も新しい商品を発売してまいります。
新商品の発売は、メールマガジンにてご連絡させていただきますので、ぜひ左側にあります「メールマガジン登録フォーム」から、ご登録をお願いいたします。
エル・サルバドルでは、アラビカ種ブルボン亜種が主品種として栽培されています。
ブルボンは1700年代初頭、インド洋に浮かぶ小島ブルボン島(現在のフランス海外県レユニオン島)で生まれました。フランスの植民地だったこの島に紹介されたエチオピア原産のアラビカ種ティピカが突然変異を起こしたのです。当時、太陽王ルイ15世の下、栄華を誇ったブルボン王朝の名は、コーヒーにも付けられました。
ブルボンは東アフリカやブラジルにも紹介され、高品質でティピカよりも収量が高いとその価値を認められました。世界各地に広まったブルボンは、その地の環境に合わせて突然変異を起こしたり、優生種が作られたりしました。現在世界で栽培されているアラビカ種の大半は、このブルボンから派生した品種です。
エル・サルバドルでも、ブルボンの品種改良が行われましたし、突然変異も起きました。あの有名な品種パーカスも、ブルボンからの突然変異です。
ポルティージョ農園があるサンタ・アナ県はエル・サルバドル有数のコーヒー産地です。サンタ・アナ火山の麓に、シェードツリーを使った美しい農園が続きます。
農園主のサルバドール・ポルティージョ氏はことの他、品種改良に積極的に努めた生産者です。彼はあのパーカスが世に知られるきっかけを作りました。ある日、ブルボンの畑を歩いている時に、樹の大きさも葉の形もブルボンとはまったく違い、たわわに実を付けた変わった樹を見つけたのです。研究熱心なポルティージョ氏は、この珍しい品種から種を取り固定種として確立させました。
そのポルティージョ氏はまたある時、際立って樹勢が良くて、通常のブルボンより節間が長く葉も大きめなブルボンを見付けました。採取した種で苗を作り育て、その中から樹勢の良い樹を選抜し、同じ事を繰り返し作ったのが、優生種ブルボン ポルティージョです。この素敵な品種の種を、貰い受けた親友のジャック家が、バルサム山脈に位置するサン・アンドレス農園に植え、品種のコレクションとして大切に育てました。
ジャック家はスペインからの移住者が多いエル・サルバドルでは珍しい、イギリスがルーツの一族です。19世紀の後半から、サンタ・アナ地方でコーヒー栽培に関わってきました。
僕とジャック家の出会いは2003年。農園主ロベルト・ジャックの息子・ディエゴが、環境と人権を守りながらコーヒー栽培をする農家に認証を与えるレインフォレスト・アライアンスの普及のために、日本を訪れたのがきっかけです。ジャック家の血が、若いディエゴにもしっかり受け継がれており、彼のコーヒーに対する情熱に打たれ、毎年農園を訪問するようになり、家族付き合いをするようになったのです。ロベルトも人柄が体全体から溢れているような人で、コーヒーに対する愛情に満ち溢れています。昨年はついに、これまでの経験を本にまとめ、僕たちに惜しげもなく知識を伝えてくれました。
ジャック家は、バルサム山脈のサン・アンドレス農園にブルボン ポルティージョの苗を3年前に植えました。昨年訪問した際、ディエゴから「ホセ、ようやくポルティージョが実を付けたよ。テイストしてみるかい?」と誘いを受けました。豆の形状は、通常のブルボンと変わりありませんでしたが、実は良くしまって重くチョコレートの風味を感じとってもおいしいコーヒーに驚きましたが、その収量の少なさにも驚きました。
2010年で収穫できたのは、40kgあまりしかありません。
この品種の力強さに惚れ込み、ディエゴと一緒にこのコーヒーを世に出そうと誓い合いましたが、これからどこまで生産量を増やしていけるかが今後の課題です。